世界2位 アルカラス、2年ぶりベスト16進出「良いプレーできた」<男子テニス>
ロレックス・パリ・マスターズ
男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は29日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク37位のN・ジャリー(チリ)を7-5, 6-1のストレートで下し2年ぶり3度目のベスト16進出を果たした。 【アルカラスら パリ・マスターズ組合せ】 2回戦の第1セット、アルカラスは第1ゲームをラブゲームでキープし、続く第2ゲームではいきなりブレークに成功。試合の流れを一気に引き寄せた。しかし、第9ゲームで相手にブレークバックを許す展開となったものの、第12ゲームの2度目のセットポイントで相手のダブルフォルトを誘い、このセットを先行した。 続く第2セットでは、アルカラスが2度のブレークに成功。相手には計4度のブレイクポイントを握られながらも全て凌ぎ切り、最終第7ゲームのマッチポイントでは、強気のラリーで相手にミスを誘発。試合時間1時間30分で勝利を収めた。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。 「第1セットではとても良いプレーができたと思うが、最後は少し複雑だった。第1セットを突破できて本当に嬉しいし、第2セットに自信を持って入るためにもとても重要で、コートのスピードに慣れるための時間が必要だった。 ここパリ・ベルシーで勝利したのは2年ぶりなので、勝ち進むことができる度にそれが自分にとっての贈り物のように感じている」 勝利したアルカラスは3回戦で、第15シードのU・アンベール(フランス)と予選勝者で世界ランク49位のM・ギロン(アメリカ)の勝者と対戦する。