【衆院選2024・三重2区】候補者4人の接戦区で繰り広げられるあの手この手の戦略 深夜のライブ配信に忍者の援軍も
10月27日(日)に迫った衆議院選挙。注目区の1つ、三重2区から立候補した4人は、毎晩ライブ配信をしたり、忍者が応援に駆けつけたりと、各候補者のあの手この手の戦略を繰り広げていました。
ピンクを身にまとう理由は…? 共産党の新人・山本里香氏
10月15日、三重県鈴鹿市で演説していたのは、共産党の新人・山本里香さんです。 共産(三重2区) 新人 山本里香氏(66): 「働く人たちの賃金をあげて、時間を短くして、自分の時間を自分のために使える社会にしていきたい」
公示日は濃いピンクのジャケット、支援者と街頭に立った日は薄いピンク、日差しが暖かかった週末はエキゾチックなピンク。あらゆるピンクの服を着こなします。 そのレパートリーは、本人もわからないというほど。「数えたことないけれど、ピンク以外を着ようと思うと困ってしまうかな」と話します。服だけでなく、髪の毛までうっすらピンク色。 高校の家庭科教諭をへて、政治家に転身した山本さん。四日市市議や三重県議を合わせて16年務めました。 ピンクの服を身にまとう理由は「目を引くから」だけではありません。 共産(三重2区) 新人 山本里香氏(66): 「ピンクは“いじめを許さない色”。世界中がピンクでおおわれて、政治のいじめがなくなることを期待します」 全身で政策のカラーを打ち出します。
元CA妻が“身だしなみ”チェック 立憲民主党の新人・下野幸助氏
立憲民主党の新人・下野幸助さんも、10月15日に鈴鹿市で演説していました。 立憲(三重2区) 新人 下野幸助氏(47): 「これからの人口減少も含め、子どもがどこに住んでも学び、就職まで支援する」
下野さんの出かける前の日課は、妻・好さんによる身だしなみチェック。好さんは大手航空会社の元CAなので、身だしなみには人一倍こだわっているのです。 下野幸助氏の妻・好さん: 「ぱっと見の印象は皆さんの目に入るところだと思うので、その辺は気を付けて声掛けをするようにしています」 ビシッと身なりを整え、近所の駅での活動に臨みます。 三重県議会議員を約13年務めた下野さん。毎日のようにこの駅前に立つことが政治家としての原点。「10秒15秒の会話の中に、皆さんの気持ちが出てくる」と話します。 同じ日の夕方、別の場所で演説していた下野さんをよく見てみると、ポケットが乱れているような…。 立憲(三重2区) 新人 下野幸助氏(47): 「推薦はがきとかポケットに入れたりしていて膨らんでいたから、今(スタッフに)怒られた」 身だしなみは常に完璧に。妻の教えを胸に選挙戦を戦います。