青空に舞うブルーインパルス 背面飛行や垂直上昇、急旋回などの曲技披露し歓声 空自・入間基地で航空祭 5年ぶりの一般公開に25万人
3連休中日の「文化の日」の3日、埼玉県内各地で伝統行事や地域を盛り上げるイベントが開かれ、大勢の来場者でにぎわった。秋らしい好天に恵まれ、歴史を感じさせる勇壮な祭りのクライマックスでは、大きな歓声が上がった。 アクロバット飛行を行うブルーインパルスや地上展示されたC-2輸送機など【写真5枚】
狭山市稲荷山の航空自衛隊入間基地では、入間航空祭が行われ、空自の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が秋晴れの青空に舞い上がった。同祭での飛行展示は5年ぶりで、航空ファンや家族連れら約25万人(主催者発表)が詰めかけ、歓声を上げた。 ブルーインパルスは6機編成で、背面飛行や垂直上昇、急旋回などの曲技を披露。白煙で大空にハートマークや星印を描き、観客を喜ばせた。毎回来場しているという東京都府中市の中村陽桜さん(12)は、「機体同士がすれすれで擦れ違う技が好き。6機の動きがきれいにそろっていて、すごかった。次回も来たい」と目を輝かせた。 同祭は2年ぶりの開催で、一般公開は2019年以来5年ぶりとなった。世界に1機しかないという「EC-1」の飛行や、引退が近い「C-1」を含む輸送機、飛行点検機などの地上展示も行われた。