福井市の県済生会病院に、1日から1カ月限定で無印良品の店舗がオープンしました。 　　 県済生会病院では2023年2月から、月に一度、1日限定で無印良品の出張販売会を開催してきました。病院の患者やその家族、地域の人ら利用客のニーズが高く「期間を延ばして営業してほしい」との要望が多かったことから、今回、病院内としては全国で初めて、1カ月の長期間営業をすることになりました。 　 売り場は、これまで出張販売会をしてきたスペースから面積を2倍に拡張し、化粧品や下着などの衣服、食料品など550種類の商品を取り揃えました。 　　 オープン初日の1日は早速、地域の住民や外来の患者など多くの客が訪れ、必要な商品を病院内で揃えられるメリットを感じながら、買い物を楽しみ、「無印は添加物少なかったりするものがあるので病院の患者さんとかにはすごくいいと思う」「付き添いできても、一旦外に出なくても買えるからいい」などと歓迎していました。 　 また、笠原善郎院長も「病院に来る方、お困りの方が、日用品や必要なものをワンストップで、病院に診療に来たり入院している間に調達できる利便性は、患者のためになる活動だと考えている。そういうものを核に今後とも地域に活動を広めていきたい」と話しています。 　　　 無印良品の担当者によりますと、県済生会病院での営業を通じ、客のニーズや効果、課題を検証し、本格的な病院内への店舗化も検討していきたいということです。 　　 この無印良品のポップアップストアは、7月28日までの期間、午前9時から午後3時まで営業します。