“米が買えない”で注目される国の『備蓄米』って何?常に100万トン備えるも政府が放出に慎重なのには理由が【令和の米騒動】
“米不足”に備えるポイントは?
そして、台風10号の新米への影響についてです。8月29日までの取材で、小川氏は「今年は生産を増やした産地も多いが、台風直撃となると収穫に影響の可能性も。本年度の生産激減が引き起こされて明確になれば、もしかしたら備蓄米の放出も」という見解を示しています。日本米穀商連合会の相川英一専務は「今ある稲穂が水に浸かると品質が落ちるので、そこは心配。ただ今年の流通量は去年より多い見込み。そこまで大きな影響はないと思う」と話していました。 大阪府の吉村知事も、9月中には供給が安定するという話があるとして、必要以上に買い込むことはしないでほしいということを呼びかけています。 最後に、“米不足”に備えるポイントについてです。小川氏は、近年では都市部に人口が集中し、農家との繋がりがない人が増えているとしたうえで、普段から“スーパー以外の買い物先”を構築しておくことがポイントだとしています。農家とのつながり、直接購入の術など、自分が米を買えるルートをいくつか持っておくというのも大切だということです。 (2024年8月29日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)