激狭の大森駅西口前、ついに拡幅に着手! 駅前の池上通りは1.5倍の広さに。
JR東日本の京浜東北線の大森駅。西口の目の前は池上通りに面しているが、駅前の通りとは思えないほど「激狭」である。東京都は、2024年2月19日、大森駅西口前の池上通りの拡幅に着手することを発表した。車道と歩道を合わせた幅員はおよそ1.5倍となる。 【図】大森駅西口前の激狭の池上通りはここまで拡幅されるぞ!
京浜東北線の主要駅なのに……大森駅西口前は激狭!
JR東日本 京浜東北線の主要駅のひとつ「大森駅」。その西口側は池上通り(都道421号東品川下丸子線/補助第28号線)に面している。西口の改札を出ると目の前は駅前通り。駅前空間らしいものはない。 その池上通りは2車線で車道と歩道を合わせて15mほどと狭隘だ。駅前のバス停は本線上の乗降場に設置されており、バスが到着して乗客が乗り降りするたび、本線の交通は滞留する。本線上にはタクシーの乗降場もあるため、駅前はバスとタクシーで入り乱れることもある。また、駅前空間はほぼなく、歩道での混雑もみられる。 このような状況に、2024年2月19日、東京都は大森駅西口前の池上通りの拡幅に着手することを発表した。 幅員は、現在の15mから20~30mまで拡幅する。およそ1.5倍、広くなるとみられる。車道は2車線となり、その両側には歩道を整備する。同時に、バスやタクシーの乗降場を本線の交通と分離して、円滑な交通を促すとしている。 事業期間は2023年(令和5年)~2032年(令和14年)。10年後には、大森駅前に駅前空間が誕生し、2車線の道路をクルマやバスがスムーズに行き交っていることが期待される。
【事業概要】 路線名:補助第28号線補助第28号線 施行箇所:大田区山王一丁目~同区山王三丁目 延長:530m 計画幅員:20~30m 事業期間:令和5年度~令和14年度
文=KURU KURA編集部 資料=東京都建設局