高校生が大学の授業を履修して単位を取得 「高大連携授業」を名古屋市立大学が実施 意欲のある高校生に学びの機会を提供 人気科目は「心理学入門」
名古屋市立大学は27日、高校生が大学の授業を履修する「高大連携授業」を実施し、参加した高校生が同校の学生とともに大学の通常授業を受けました。 意欲のある高校生に多様な学びの機会を提供することを目的として、同校が2016年から開始した「高大連携授業」。開講科目は年によって変わりますが、今年は教養教育科目のうち「バイオサイエンス入門」と「心理学入門」の2科目が開講されています。 「高大連携授業」は全15回にわたって講義が行われるため、履修生は名古屋市瑞穂区にある滝子キャンパスに通学する必要があることから、通学が可能なエリアにある県内の高校に募集をかけたところ、今年度は2科目合計で定員を超える応募がありました。特に「心理学入門」は人気が高く、定員5人のところ約3倍にあたる14人から応募があったため、なるべく多くの生徒が受講できるよう担当教授らと調整したと、同校の担当者は話します。 履修生は高校1年生と2年生が中心で、「講義の内容に興味・関心がある」「大学の授業を体験してみたい」という理由で参加を希望する生徒が多いとしながらも、「高大連携授業」をきっかけに同校に興味を持ち、後に入学に至ったケースもあるということです。 今後は2025年1月24日まで金曜日の5限(午後4時20分~午後5時50分)に開講し、全ての講義を受講して試験に合格すると、大学の単位として認定されます。