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大阪市の住宅街で明け方、男が電動自転車のバッテリーを盗む犯行の瞬間が防犯カメラに撮影された。 電動アシストの機能を失った自転車だけが残り、映像を見た被害者によれば、犯行は手慣れた手つきだったという。 警察は窃盗事件として捜査を進めている。 【画像】男が電動自転車のバッテリーを盗む犯行の瞬間（25日午前4時すぎ、大阪市）（計6枚）

夜中にふらっと現われた怪しい男

大阪市で25日、空が明るくなり始めた午前4時すぎに、住宅街を歩くTシャツと半ズボン姿の男がいた。 男が画面手前の駐輪場をチラ見したその時、素早い身のこなしで90度方向転換し、止めてあった自転車の方へ向かった。 そして次の瞬間、慣れた手つきでバッテリーを抜き取った。 電動アシスト自転車のバッテリーだけを狙う“バッテリードロボー”だったのだ。 男はそのままバッテリーを片手に、画面から消える。 バッテリーに手をかけてから、立ち去るまでは約15秒ほどだった。

手慣れた犯行…スムーズに窃盗

あまりにも手際のいい犯行に、被害に遭った女性は、「まったく気づかなかったです。スムーズというか。ちょっと手口が慣れてる感じだった…」、「ろくな人間になれへんぞって言いたい」と語る。 女性によると当時、自転車のカギは差しっぱなしだった。 そのため、「そのまま乗っていった方が手っ取り早いけど、なんでバッテリーだけなんやろうなと思います」と話し、疑問を感じた様子だ。 また、「うまくさばくルートがあるんだろうかって闇を感じました」と話し、犯人が売りさばく方法があるのではと推察している。 なぜ自転車ごと盗まなかったのか、謎は深まる。

電動アシスト機能失った自転車…被害者憤る

犯人にバッテリーを盗まれたため、駐輪場に残されたのは電動アシストの機能を失った自転車だった。 バッテリーを盗まれた女性は、「夏のめちゃめちゃ暑い日に、このクソ重いだけの自転車で、めっちゃ汗かいて通勤します。犯人の人もね、すごい若いのに。あんまりもったいない人生歩まんといてほしいですね」と憤慨している。 女性は被害届を提出し、警察は窃盗事件として捜査を進めている。 （「イット!」 8月28日放送より）