【速報】ウソ通報で「SNS凍結」と主張 知事選で敗れた稲村和美さん後援会の刑事告訴『受理』 警察が通報に至るまでの経緯など捜査 「Xが発信不能となったことは、民主主義の核心となる選挙活動そのものを揺るがす重大な行為」と弁護士
兵庫県知事選挙に立候補していた稲村和美さんの後援会がSNS上での妨害があったとして提出していた刑事告訴・告発が、警察に受理されました。 ■【動画で見る】Xのアカウント「ウソ通報」で凍結と主張 兵庫県知事選で落選の稲村氏後援会が刑事告訴・告発 警察が受理
先月、投開票された兵庫県知事選挙で、斎藤元彦知事(47)に敗れた稲村和美さん(52)は、選挙期間中に後援会が運営する公式Xが2回にわたり凍結されました。
後援会は不特定多数のアカウントがXの運営側に対し、「SNSのルールに違反している」などのウソの通報をしてアカウントが凍結されたと主張し、「ルールに反する行為はなく不当な選挙妨害だ」として先月、偽計業務妨害と公職選挙法違反の容疑で、刑事告訴・告発していましたが、20日、兵庫県警に受理されたと発表しました。 警察は今後、通報したアカウントの特定を進めるなど経緯を捜査する方針です。
■「SNSの利用は適切にやってほしい」と斎藤知事が呼びかけ
稲村さんの後援会がSNS上での妨害があったとして提出していた刑事告訴・告発が、警察に受理されたことを受けて、兵庫県の斎藤元彦知事は20日記者団の取材に対し、「県でSNSの誹謗中傷に関する条例制定への準備や、国の法整備も進んでいるが、県民はSNSを適切に利用してほしい」とする考えを示しました。 Q.稲村さんの後援会の刑事告訴・告発が受理された受け止めを 【斎藤知事】「SNSについては、適切に県民の皆さん国民皆さんがご利用されるということが大事だと思います。 「良い面、情報がしっかり伝わるという面もありますけども、誹謗中傷といった人を傷つける面は好ましくないと思いますので、兵庫県でも条例の制定とか、今準備を進めてますけども、そういった適切なSNSの利用がされる社会を、これは国の法整備が進んでいるという風に思いますので、そういった形でしっかり対応していくということが大事」 Q.県民に呼びかけることは? 「SNSについては、良い利用の仕方で、社会に対するメリットも大変ありますが、やはり誹謗中傷であったりとか、人の名誉を傷つけることは好ましくので、国民の皆さん、そして県民の皆さんもSNSの利用については適切にやっていただきたいと思っています」