「ベルギーの圧がすごかった」バスケ女子日本、東京の銀から一転 予選全敗でパリを去る【パリ五輪】
バスケットボール女子日本代表は現地時間8月4日、ベルギーとの1次リーグ最終戦に臨み、58-85で敗れた。決勝トーナメント進出のためには勝利が必須条件だったが、相手の返り討ちに遭った。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック なお、勝ったベルギーは決勝トーナメント進出を決めている。 互いに2連敗で迎え、勝利を渇望した両チームの戦いは、序盤からベルギーのペースで進んでいった。第1クォーターは7-19といきなり2桁得点差が開く。日本は途中3分半にわたって得点がなく、それが響いた。 続く第2クォーターは16-20、第3クォーターも16-22と勝ち越せず、20点差以上をつけられる厳しい展開。最終第4クォーターも19-24で終わり、試合合計で58-85と大差での敗戦となった。ベルギーにとって日本は、東京五輪準々決勝で1点差で敗れた因縁の相手。3年前のリベンジを見事に果たされてしまった。 試合終了後、『日本テレビ』のフラッシュインタビューに答えた主将の林咲希は「気持ちの部分で負けないようにしよう、最後まで走り切ろう」とチームを鼓舞しつつ、「ベルギーの圧がすごかったですし、シュートも入りましたし、なかなか自分たちも止められなかった」と敗因を語った。 また、東京五輪からの3年間を振り返って、「追われる立場になる中で(自分たちも)新しいバスケットになって、追う立場としてやろうと。それでも世界は日本と戦うためにレベルアップをしてきた感覚を味わった」と総括。「フィジカルの部分でもスキルの部分でも足りない部分がたくさん分かったことが収穫」と前を向いた。 銀メダルを獲得した前回大会から一変、今回のパリ大会では予選全敗で終えた日本。4年後のロサンゼルス大会に向けて、戦いはもう始まっている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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