米倉涼子 腰痛クッションを手に『RENT』観劇、みなぎる“ブロードウェイへの執念”【写真あり】
9月5日、渋谷ヒカリエで行われていた日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』の観劇に訪れていたのは、女優の米倉涼子だった。彼女にとってこのミュージカルはどうしても観ておきたい作品だったという。 【写真】腰痛クッションを運ぶ米倉涼子 「主演のマークを演じた山本耕史さんは、同じ役を26年ぶりに演じています。しかも今回は全編英語で上演するし共演者も外国人、稽古が行われたのはニューヨーク。まさに米倉さんがブロードウェイで主演舞台『シカゴ』で自分がやってきたミュージカルと同じでした。 ただ、2022年11月に予定していた4度目の公演は、米倉さんの腰痛が悪化して降板になってしまった。いまだ悔しい思いをしているでしょう。今回はミュージカルの主催者からの招待かもしれませんが、彼女は何としても見ておきたかったと思います。まさに、ブロードウェイへの執念ですね」(演劇関係者) この日、観劇を終えた米倉は、迎えに来た車に乗り込んだが、手に持っていたのは、腰痛用のクッションとみられる。彼女は、2022年ごろからイベントなどで座る際は、クッションを持ち歩いていた。前出の演劇関係者も彼女の腰痛の悪化を心配していた。 「降板の原因となったのも、急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害でのドクターストップでした。一説には、人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)でのハイヒールの履きすぎが原因とも。ただ、彼女の腰痛歴はかなり長くて、5歳から始めたクラシックバレエでも、腰痛や肉離れが原因で小学校1年生のときから接骨院に通っていたといいます。 ブロードウェイ降板後は、鍼、お灸、整体、トリートメントと、できることは全部したそうです。温めればラクになれるけれど、体が曲がらないので湯船に浸かることすら一苦労。椅子にさえ座りづらく、今でも腰は電子レンジで温めて使うハーブ入りパットなどを常に腰に当てるようにして過ごしているそうです。 それに2019年には、難病の低髄液圧症候群も発症しています。彼女は自身のインスタグラムに、『RENT』を見た感想として、《全てに感動しつつ今、生きてる、生かされている自分がいかに生きるかは自分次第》と投稿。それはまさに、自分の置かれている状況から発した言葉でしょう。これだけの病気と闘いながら、『いかに生きるかは自分次第』と語る。そこには、いまだブロードウェイへの道を諦めていない気迫がこもっているようです」 米倉は8月27日、28日に、自身が主演を務める『ドクターX』初のファンミーティングに出席した。12月6日から公開が決まった同ドラマの劇場版の宣伝のためで、ファンの前に姿を現すのは数年ぶりのことだという。 いつか、舞台に立って踊る勇姿がまた見られるかもしれない。