DeNA・筒香はこのために戻ってきた!「日本一がモチベーション」 第5戦へ「もう一度地に足を着けて」
◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNA7ー0ソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD) 【写真】<ソ・D>2回、牧原大のライト前に抜けそうな打球を牧がダイビングキャッチ。一走・今宮の三進を阻む DeNAがソフトバンクを相手に大勝。2連敗からの3連勝で通算成績を3勝2敗とし、1998年以来26年ぶり3度目の日本一へ王手をかけた。筒香嘉智外野手(32)が3回に先制の適時打を放った。 「7番・左翼」で先発出場した筒香。0―0で迎えた3回だった。先頭の牧が中前打で出塁。オースティンが左飛に倒れ1死となると、佐野の代わりに今シリーズ初スタメンに起用されたフォードが右前打で1死一、二塁のチャンスをつくった。 続く宮崎一飛で2死となるが、筒香が相手先発投手・大関のフォークをすくい上げ中前適時打。3試合連続の先制に成功した。「先制点が取れれば一番いい形になると思ってましたし、前の人がつくってくれたチャンス。なんとか還したいと思っていた」と振り返った場面。打った瞬間に雄叫びを上げると、塁上で牧と指をさし合って喜んだ。 チームは2連敗からの3連勝。前回日本シリーズに出場した2017年の経験者として、「福岡に入ってから全員でしっかり話をして、ここから行くぞ、という中で3戦目4戦目と取れて。今日は今まで以上にソフトバンクが来るんじゃないかと話し合って」と明かし、「その1個上、2個上の僕たちの思いがないと勝てないと。それが今の雰囲気というか。全員が勝つ、一つのボールを追いかけるというのができていると思う」とチーム一丸を強調した。 2019年のオフに海を渡った男は、この時のためにチームに戻ってきた。「優勝、日本一というのが僕のモチベーションでしたので。そのチャンスがある。もう一度地に足を着けて横浜で戦いたい」と気合を入れ直した。