明徳義塾に選抜旗 喜び実感、決意新た 「あと2週間 全力」 /高知
<センバツ2021> 第93回選抜高校野球大会に出場する明徳義塾(須崎市)で27日、選抜旗授与式と壮行式が開かれた。スクールカラーの赤地に校章が描かれた旗が手渡され、選手たちは決意を新たにした。 式では米崎薫暉主将(2年)に選抜旗が手渡された後、橋本浩・県高野連会長が「明徳義塾の強さは野球以前の生活、考え方、振る舞いにあると思います。5回勝って大会を(優勝で)締めくくることを強く願います」と激励。「(大会中止の)昨年、出場できなかった選手たちの思いも胸に、甲子園に足を運んでください」という丸山昌宏・毎日新聞社長のメッセージを井上大作・高知支局長が読み上げた。 それぞれのエールを受け、米崎主将は「甲子園で試合ができる喜びを実感している」とあいさつ。式の後、取材に応じた馬淵史郎監督は「(中止から)もう1年たったのかという気持ち。組み合わせも決まって大会まであと2週間ほど。全力でぶつかっていきたい」と意気込んだ。 例年、授与式と壮行式は別の日に開いているが、感染対策のため式を統一したうえで規模を縮小し、グラウンドで開いた。【北村栞】