今永昇太&鈴木誠也のカブスが日本人選手獲得へ熱視線「日本でいいアピールができている」…狙うは今永2世
大リーグのGM会議は6日(日本時間7日)、米テキサス州サンアントニオのホテルで行われ、ナ・リーグの球団首脳がメディア対応した。今季新人だった今永昇太投手(31)が15勝3敗、防御率2・91と大活躍したカブスのジェド・ホイヤー編成部長は、今オフも日本市場を積極的に吟味する意向を明かした。 カブスは、日本市場開拓をさらに積極的に進める方針だ。「我々はこれまでも、(日本市場調査を)熱心に行い、選手を(メジャーに)融合させる過程で、いい仕事ができていると思う。誠也(鈴木)は、今年OPSでトップ20に入る素晴らしい仕事をしたし、昇太(今永)は素晴らしいシーズンを送った。私は日本市場に期待を寄せている。『シカゴ・カブス』は、日本でもいいアピールができている」と、手応えを語った。 FAとなった通算97勝の技巧派右腕・ヘンドリックスがこの日、エンゼルスと1年300万ドル(約4億6000万円)で契約合意。スティール、今永の左腕2枚エースに加え、ホートン、ブラウンら若手の台頭が見込まれているが、さらなる先発の補強が必須だ。日本市場からは、今オフ、巨人からFAの菅野智之、ポスティングでは、中日・小笠原慎之介、阪神・青柳晃洋ら先発投手陣がメジャー移籍を目指している。「今永2世」発掘へ、日本市場への可能性に、他球団以上に手応えをつかんでいるはずだ。 4月に月間新人王に選ばれ、球宴出場など快進撃を続け、日本人左腕初の15勝をマークした今永については、「今年以上の期待をかけていいものかどうか、分からない」と苦笑いしつつ、「今年よりも来季は周囲の期待値が上がるが、彼ならうまく対処するはず。どの先発投手も、打者が研究すれば、さらにその先を目指し、適応するもの。現在の持ち球は素晴らしいが、改良したり、見せ方を変えたりするだろう。彼は、研究熱心なので、2年目も全く同じとは思えない」。2年目のバージョンアップを予言した。
報知新聞社