劇的勝利!大谷翔平、移籍後初サヨナラ打 同僚の祝福に満面笑み 本拠地熱狂3連勝
「ドジャース3―2レッズ」(19日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、同点の延長十回2死一、二塁の打席で守護神ディアスから右翼線へサヨナラ打を決めた。チケット完売5万2656人が詰まった本拠地を熱狂させた。この日は4打数2安打1打点で打率を・353とした。チームは3連勝を飾った。 この日はレッズの先発グリーンと初めて対戦した。22年9月に自己最速の165キロを計測し、今季も162キロを投げている剛腕に対し、初回の打席は空振り三振。カウント1―2から外角高めの159ボール球にバットは空を切った。 両軍無得点の三回2死一塁の打席はカウント1―1から外角高めのスプリットを打ち上げて左飛。センターから左方向を意識した紙一重のスイングだった。 2―1の五回2死二塁の好機は四球。カウント0―2から内角低めを狙われたスライダーが左足をかすめた。大谷は一塁上で笑顔を見せた。 同点の八回は先頭で2番手左腕モールと対決。2ボールからファウルと空振りストライクで追い込まれたが、5球目、外角低めのボールになるスイーパーに食らいつき一塁内野安打。ベースカバーに入った相手投手との競走に勝って一塁を駆け抜けた。プレー後は塁上で交錯しかけた相手一塁手のキャンデラリオの背中に手をやり気遣う仕草を見せた。