「車の買取」で「査定金額が他社よりも5万円高い業者」と契約しました。「契約後に減額交渉」されてしまったのですが、どう対処すればよいでしょうか?
車を少しでも高く売ろうと、複数社の査定を比較する人もいるでしょう。他社よりも高い金額を提示してくれた業者と契約したものの、契約直後に減額交渉されてしまうケースがあるかもしれません。 この記事では、減額交渉された場合に応じる必要があるのかについてご紹介します。減額交渉の主な原因や対処法もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車の買取契約後に減額交渉された場合は応じなければならない?
車を査定に出して買取契約を結んだあと、減額交渉されてしまうケースは珍しくないようです。このとき、仮に減額交渉されたとしても、基本的に応じる必要はないとされています。 ただし、減額交渉に応じる必要がないケースは、売り手側に責任がない場合と考えられるでしょう。例えば、修復歴を隠していたり、車内でタバコを吸っていたりしたにもかかわらず「禁煙車」と申告していたなどがあった場合、減額交渉に応じる必要があると考えられます。
減額交渉が起きてしまう主な原因
減額交渉が起きてしまう主な原因として、以下の内容が考えられます。 ・エンジン回りにトラブルがあった ・修復歴があると分かった ・水没車だった ・車内のにおいや汚れが目立った 上記はあくまでも一例ですが、減額につながる原因としては十分に考えられるものです。基本的には、査定の段階でチェックされる項目ではありますが、査定士による見逃しがあると、あとから減額交渉が発生するケースもあるでしょう。 なお、一般財団法人日本自動車査定協会では、基準に則った減額率が定められています。水没車を例にすると、フロアまで水没している場合は50%、クッション上部以上まで水没している場合は、70%減点されます。仮に、買取金額が50万円と査定された場合、25万円~35万円ほどまで減額されてしまう場合があるでしょう。 売りに出す際、自身から申告しておけばトラブルにつながるケースは少なくなると考えられるため、車の状態にかかわる部分は、自身でも把握しておくとよいかもしれません。