福岡市・赤坂の「農業と街をつなぐカフェ」が改装オープン!
ブランド発信に貢献
オーレックは2016年に「草と共に生きる」というコンセプトを掲げ、ブランド発信を強化しました。高齢化が進む農業の分野では作業の効率化が図れる農機の需要も高まり、23年度の売上高は198億円と、16年度(107億円)からほぼ倍増しています。 ブランド発信拠点としてスタートしたグリーンラボ福岡は、19年秋の開業直後はコロナ禍で苦戦。しかし客足は次第に増え、「23年度は売り上げが目標に達しました」とオーレックHD取締役の関雅文さん(49)は話します。19年に約300人だったグループの従業員数は現在約450人と1.5倍に増えており、関さんは「(グリーンラボ福岡は)会社の認知度向上やリクルート(採用)にも貢献しています」と手応えを語ります。 また、グリーンラボ福岡では、草を原料にした「草ストロー」の普及にも努めてきました。21年9月3日の「草の日」の関連イベントを機に導入し、使用後は回収・洗浄して、ペンギンのベッドに活用してもらうため福岡市動物園に届けています。趣旨に賛同して草ストローを扱う企業の輪も広がりました。 改装を機に、「農業と街をつなぐ」取り組みがどう進化していくのか、注目されます。「素材から厳選したフードやドリンクを、ぜひ体感してほしい」と関さん。佐々木竜哉(りゅうや)店長(36)も「間口が広がったと思います。店に来たことがない方にもぜひ訪れてほしい」と呼びかけています。
◆店舗概要 【店名】OREC green lab 福岡 【所在地】福岡市中央区赤坂1-13-1 【営業時間】9:00~18:00(フードは17:30ラストオーダー) 【店休日】日・月曜、祝日 ※長期休みも別途あり 【席数】55席(カウンター10席、テーブル45席) 【備考】フードを注文するとドリンク50円引き
読売新聞