車内で死を覚悟したカップルも…“巨大竜巻”が30秒で街路樹を全滅 建物にも甚大な被害 アメリカ
アメリカ・ミシガン州とテネシー州で7日に発生した竜巻は、地域に甚大な被害をもたらした。街路樹や建物が倒壊し、竜巻によってテネシー州では2人が死亡した。アメリカでは例年、5月から6月に掛けて竜巻が多く発生しているという。 【画像】甚大な被害があった竜巻が過ぎ去ったあとのミシガン州の街
竜巻による非常事態宣言
アメリカ・ミシガン州で7日、竜巻が発生した街で目撃されたのは、音を立てながら次々と根元から倒れていく街路樹だ。 それは、わずか30秒ほどの出来事だった。 映像を見てみると、風と雨が強くなってからほんの数秒後に、画面左側から倒木が始まり、風はさらに威力を増していき、右側の木も倒れていく様子が分かる。 そして、あっという間にほとんどの木が倒れてしまった。竜巻が過ぎ去ったあとの街を見ると、木だけでなく建物にも甚大な被害があった。 当事、ミシガン州では、複数の竜巻が発生し、一部地域では竜巻による非常事態宣言が出されていた。 さらにアメリカ・テネシー州でも、迫り来る巨大な竜巻が目撃され、不気味な稲光を放ち、街を飲み込んでいた。 さらに、強烈な風と共に、ピンポン球大のひょうが降ってきた。
思わず死を覚悟する2人
カップルが車内から撮影した映像では、近くを竜巻が通過する恐怖の瞬間を捉えていた。 車内の女性が「ジョン!あなたを愛しているわ。愛していることをわかっているでしょ?ずっと愛してるわ」と男性に語りかけた。 思わず死を覚悟したのだろうか、愛を確かめる2人は、この後、何とか無事に竜巻の被害から逃れたという。 テネシー州では、今回の竜巻により2人が死亡した。 アメリカでは例年、5月から6月に掛けて竜巻が多く発生していて、各地で甚大な被害をもたらしている。 (「イット!」 5月10日放送より)
イット!