大谷翔平の“爆速ホームラン”は「理解不能」 辛口記者もドン引き… スピードと飛距離が「マンガみたい」
【MLB】ドジャース-ガーディアンズ(9月8日・日本時間9日/ロサンゼルス) 【映像】大谷、46号“弾丸アーチ”が速すぎて見えない ドジャースの大谷翔平がガーディアンズ戦に「1番・DH」でスタメン出場し、第3打席で今季46号ホームランを放った。これで大谷は2021年に記録した自己最多ホームランに並ぶとともに、打点では同年の100打点を超えキャリアハイとなる101打点目をあげた。 ドジャース・大谷翔平投手のホームランはメジャーリーガーたちにとっても“理解不能”なのようだ。地元メディア『LAタイムズ』の名物コラムニストであるディラン・ヘルナンデス氏が、全米を驚かせる大谷のホームランに迫った。 ヘルナンデス氏は2007年から2015年の間、『LAタイムズ』でドジャースの番記者として活躍。2016年からはコラムニストとして、ドジャースを追いかけている名物記者だ。そんなヘルナンデス氏が、大谷に関する数々の質問に答えた。 メジャーリーガーの中でも超一流とされている大谷の打撃スピードと飛距離についてヘルナンデス氏は「すごいですよ。ドジャースの選手たちも言っているのですが、『あれだけ長いスイングで、なぜ当たるんだ』ということです」と語る。 さらにチームメートであるフリーマン内野手を比較し「フレディも言っていましたが、彼はボールを最短で捉えるバッティングです。一方で大谷はボールを捉える距離が長い。本来、そのバッティングは当たると飛びますが、打ちにくい」と、大谷のバッティングの凄さを伝えた。 そういった大谷にしかできない打撃から、信じられないような速度の打球が放たれる。ヘルナンデス氏は「彼の凄さは当てるだけじゃなくて、その打撃速度も凄い。普通のヒットでも凄い速さで、本当にマンガみたいですよね」と驚きを隠せなかった。 また、投手での復帰が予定される来シーズンは、今シーズンのようには走らないことが予想されるが「彼自身は来年も走るつもりです、みたいなことを言ってるので、この先もこういう活躍をしてもおかしくはないと思いますよね」と投げて、打って、走ってもおかしくないと語った。さらにロサンゼルスの大スターになれるか? の質問に関しては、「結果がすべて」と言い切り「まぁ打たなかったらうち(LAタイムズ)もめちゃくちゃ叩くと思う」と笑った。 またNBAのロサンゼルス・レイカーズで活躍したスーパースターであるコービー・ブライアントとシャキール・オニールを引き合いに出し、「スポーツも違いますけど(ロサンゼルスは)優勝して当たり前だ、みたいな空気になっちゃてる」。だからこそ、「優勝するとロスの王様になれる」とのこと。一方で「失敗するとその分だけ叩かれる」と強調した。 チームが142試合を消化した時点で打率.289、日本人初のア・リーグホームラン王となった昨季の44本塁打を超える45本塁打、自己最多に並ぶ100打点、自己最多を大幅に更新する46盗塁という数字を残している大谷。メジャー史上6人目の「40本塁打40盗塁」をクリアし、9月6日(同7日)の試合ではメジャー史上初の「45本塁打45盗塁」を達成。夢の「50-50」も期待されるなど今季も歴史的なシーズンを送っている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部