下野 紘が感じる20年「この仕事を続けるためにもっと自分を磨いていきたい」
1月26日(金) に『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開となった。 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編で、C.E.75が舞台。独立運動、ブルーコスモスによる侵攻と、戦いが続く中、ラクスを総裁として世界平和監視機構・コンパスが創設された。そんな中新興国、ファウンデーション王国からブルーコスモスの本拠地への共同作戦が提案され……。 【全ての写真】下野 紘の撮り下ろしカット 今回、物語のキーマンのひとりとなるのがファウンデーションの宰相であるオルフェ・ラム・タオだ。『ガンダムSEED』に新たに登場するオルフェとは一体どのような人物なのか。オルフェを演じる下野 紘に話を聞いた。
台本を見て「喜びとともに緊張感が増してきた」
――下野さんは『ガンダムSEED』への出演は初めてです。今回、お話をいただいた際のお気持ちというのはいかがでしたか。 昭和生まれのアニメオタクですから、「ガンダム」という響きにはどこか心躍るものがあります。お話をいただいたときは、やっぱり驚きと嬉しさがありましたね。 『機動戦士ガンダムUC RE:0096』ではタクヤ役で出演させていただきましたが、あくまで主人公の友人という形で話の本筋に関わるようなキャラクターではありませんでした。今回のオルフェはしっかりとキラたちと絡む役というところで、台本を見てから、喜びとともに緊張感が増していきましたね。 ――『ガンダムSEED』にはどういった思いがあるのでしょうか。 当時、『ガンダムSEED』がどれだけ人気作品なのか、ということはもちろん知っていましたし、無理だろうとは思いつつ、関われたらいいな、ということは僕だけではなくて、いろいろな声優さんが当時思っていたのではないでしょうか。ある種、憧れの作品ですよね。 今回の作品に参加するにあたって、特別総集編という形ですけど、『SEED』を見させていただきました。かっこいい、かわいいキャラクターもたくさん出てくるので、シリアスな中にもキラキラしたものがあるのかな、と勝手なイメージを持っていたのですが、実際はキラキラどころか本当にシリアスなヒューマンドラマなんですよね。現実社会に対しても何かを投げかけるような、人種問題だったり、愛憎渦巻く、ではないですけど、ドロドロした部分もある本当に重い作品なんだな、と実感しました。