「高校生ヤンキーが突然パパに?」不良と子どもの共同生活を描いた心温まるハートフルストーリーに大反響【作者インタビュー】
Sho-Comiにて「ヤンキーに恋と育児はムズすぎる」を連載し、SNSにも投稿している原作者・足立原ひかり(@adachihara_h)さん。作画は小野ゆりえ(@yurieonooooo)さんが担当し、その魅力的な世界観に引き込まれてゆく。本作は事故で兄が亡くなり、弟であるヤンキーの主人公と母が兄の娘を育てるところから物語が展開する。今回は、原作者の足立原ひかりさんに本作が誕生したきっかけやこだわりのシーンなどについてインタビューした。 【漫画】本編を読む ■子育て×ヤンキー!?家族の新しい形を描いた物語が話題 物語は、主人公の夏音が突然兄を亡くし、その娘である小鳥と共に暮らし始めるところから始まる。夏音は昔から「不良」と陰口を言われ、子どもに怖がられることも多かったが、天真爛漫な小鳥は最初から夏音に懐き、父親役を任せられる展開に。予期せぬ展開に最初は戸惑いもあったものの、次第に小鳥との生活を通して変わっていく夏音の姿が描かれている。 原作者の足立原ひかりさんに本作が誕生した背景を聞いてみると、もともと子どもを題材にした物語に興味があり、「誰でも楽しめるハートフルな話を描きたい」という強い思いがあったという。 キャラクターの言動にリアルさを感じる理由を尋ねると、原作者と作画担当者両方の経験が反映されているからだろうと足立原さんが話してくれた。自身の子どもや甥っ子の言動やふとした行動をキャラクターに取り入れているのだという。例えば、小鳥が「ただいま」を「おかいま」と言うシーンや、家で夏祭りを楽しむエピソードなど、子どもらしい素直な表現を作り上げることで、リアルな描写を目指したそうだ。 また、作者が特に力を入れたのが小鳥のキャラクター設定だ。小鳥の純粋さや可愛らしさが際立つよう、物語の中で常にふざけている小鳥の姿を描き、読者に愛されるよう工夫したそう。また、周囲の登場人物も皆優しく温かい人々として描かれ、物語全体の温かみを生み出している。 今後の目標について聞いてみると、「雑誌の表紙を飾り、単行本を出すこと」だと話す足立原ひかりさん。 果たしてヤンキーの夏音が子育てを乗り越えられるのか、その行方に注目だ。興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。 取材協力:足立原ひかり(@adachihara_h)