ジョーカー役は平田宏明!『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』日本語吹替え版キャストが一気に発表
第92回アカデミー賞で作品賞を含む最多11部門にノミネートされ、主演男優賞と作曲賞の2部門に輝いた『ジョーカー』(19)の待望の続編にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が、10月11日(金)より公開。このたび本作の日本語吹替え版キャストが決定。あわせてキャラクターポスターも解禁された。 【写真を見る】はやくも賛否両論の嵐!ジョーカーとリーの出会いでいったいどんな衝撃が待っているのか… コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男が、理不尽だらけの世の中で悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた前作。それから2年後を舞台にした今作では、社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走がさらに加速。彼の前に突然現れた謎の女リーとの出会いをきっかけに、ジョーカーの狂気がリーへ、そして群衆へと拡散。やがて世界中を巻き込んだ世紀のショーがはじまることに。 ホアキン・フェニックス演じるジョーカーの吹替えを務めるのは、前作のBlu-ray&DVDに収録された日本語吹替え版に引き続き平田宏明。また、レディー・ガガ演じる謎の女性リーの吹替えは村中知が担当する。さらにジョーカーが収監されているアーカム州立病院の看守ジャッキー(ブレンダン・グリーソン)の声を斎藤志郎が、ジョーカーの弁護士メリーアン(キャスリン・キーナー)の声を塩田朋子が、ジョーカーを追い詰める裁判長役を角野卓造が務めるほか、木下浩之、上村祐翔、福西勝也、前田一世、そして前作にも参加した種市桃子、越後屋コースケ、伊澤磨紀の続投が決定した。 合わせて解禁されたキャラクターポスターには、暗闇に浮かび上がるジョーカーとリーの姿がそれぞれ写しだされている。第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映が行われ、早くも前作を凌ぐ賛否両論の嵐を巻き起こしている本作。その衝撃的なフィナーレを、是非とも劇場で目撃あれ。 ■<コメント> ●平田広明(ジョーカー役) ・前作『ジョーカー』について 「事前に作品名もなにも知らされず、『劇場版の吹き替え』とだけ言われて手ぶらでオーディションに行ったのが、まるで昨日のことのようです。そこで作品名と役名を知り、合格の連絡をいただいて上映中の映画館に急行。非常に衝撃的で、ホアキン氏の魂の演技に引き込まれたのを覚えています。と同時に湧き上がった感情が『誰がやるんだ、この吹き替え!』でした」 ・本作のオファーを受けて 「ずいぶん前に風の噂で続編があるらしいと聞きました。ただ『歌ってるシーンがやたらと多い』とも聞き、ならば吹替え版は作らないのでは、と勝手に思い込み、寂しいやら少しホッとするやら、しておりました。そんなわけで正式にお話をいただいた時は、盛大にビビり散らかしました」 ・ジョーカーを演じるにあたって 「前作同様、(ジョーカー役の)ホアキン氏に寄りそう事だけを考え、収録に臨みました。ただ、今作はアーサーの闇をより深く感じましたので、演じながら自分のメンタルを持っていかれないよう注意しなくてはという、これまでに経験のない思いをしたのが自分でもビックリです」 ・楽しみにしている観客に向けてのコメント 「ご存じの通り前作は超絶ヒットしましたが、吹替え上映がなかったのが残念です。今回、大きなスクリーンでホアキン氏や尊敬する声優陣と共演できることを心よりうれしく思っています。ファンの皆様にも字幕版同様、吹替え版でもお楽しみいただけると幸いです。平田の音痴を心配なさっている方にあらかじめお伝えしておきます。安心してください、僕歌ってませんよ♪」 ●村中知(リー役) ・前作『ジョーカー』について 「ジョーカーがいかにして生まれたのか、なにが生みだしてしまったのか。いままでのジョーカーとは違った視点で描かれていて、彼を理解せざるを得なかったです。身近な孤独感、堕ちていく悲哀と恐怖。強制的に自分と社会に目を向けさせられました。アーサーだけでなく周りの人間含め、一言では表せない人間の不可解さを感じられる点が好きです」 ・本作のオファーを受けて 「ありがたく思う一方で、一体どんな役柄でどんな物語なのか、応えられるようにしておかなければと色々思案しました。力んではいけない作品だと感じていたので、全身脱力しながらも緊張している奇妙な状態で過ごしました」 ・謎の女リーを演じるにあたって 「なんとなく周囲に溶け込むことはできても、違和感を覚えながら生きてきた女性だなと思いました。傍からみるととんでもないこともするんですけど、手段が変わっているだけで辻褄は合っているんです。なんなら合理的。繊細さと大胆さを併せ持つ、アンバランスな興味深いキャラクターでした」 ・楽しみにしている観客に向けてのコメント 「ご視聴前に『フォリ・ア・ドゥ』の意味を調べて、どんな物語になるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。今作のみでも楽しめるとは思いますが、前作をご視聴いただいてからだとさらに良いかと。妄想と現実の狭間でお待ちしています!」 文/久保田 和馬