女性2人を襲ったサル捕獲 広島県廿日市市 体長60~70センチのオス、首輪あり
広島県廿日市市大野の中津岡地区の住宅地に相次いで出没し、女性2人を襲いけがをさせたサルが29日、網で捕獲された。体長60~70センチで大人のオスとみられ、首輪が着けられていた。市は飼育されていたサルが野生化した可能性があるとみて、山奥に放した。 【動画】住民にけが負わせたサルを捕獲 首輪付け人を恐れず(廿日市市) サルはこの日も地区内で目撃され、市大野支所の職員や廿日市署員、地元の猟友会メンバーら約10人が午前8時半ごろから追跡。午後3時ごろ、山際に現れたところを餌でおびき寄せ、網で取り押さえた。県動物愛護センターの獣医師が麻酔注射で眠らせ、支所職員がおりで山中へ運んだ。 同支所などによると、サルは24日以降、同地区で目撃情報が相次ぎ、女性2人が引っかかれたりかまれたりして手や足を負傷した。畑の作物が荒らされる被害も。左手を10針縫うけがをした80代女性は「やっと歩いて外に出られます」と胸をなで下ろしていた。
中国新聞社