ポステコグルーも低調なイングランドにガッカリ 「選手を本来のポジションで使ったほうがいい、それが出発点」
A・アーノルドの中盤起用に批判も多い
EURO2024グループステージで1勝1分のイングランド代表。セルビア代表にどうにか勝利したが、デンマーク代表には先制しながらも追いつかれてしまった。グループ首位ではあるものの低調なパフォーマンスに批判が集中している。 [動画]デンマークに追いつかれてしまったイングランド…… プレミアリーグのトッテナムで指揮をとるアンジェ・ポステコグルー監督も、イングランドが安定したパフォーマンスを発揮しているとは見ていないようだ。『ITV』に出演した同監督は、ガレス・サウスゲイト監督の選手起用に疑問を呈した。特に、選手を本来のポジションで起用していないことに対して懐疑的な見方を示している。 「イングランドの他のトーナメントでは、ときに大きな変更が行われ、それがうまくいった例がたくさんあることは知っている。ただ、現時点ではそれをやるべきとは思わない」 「まずは選手たちが本来のポジションでプレイするのを見たい。それが出発点だと思う。ミッドフィールダーをミッドフィールドに。ウイングをウイングエリアに配置することができれば、そしてそれがプレイしたいスタイルであれば、少しは安定感が得られるはずだ」 現状のイングランドはクラブでは右サイドバックのトレント・アレクサンダー・アーノルドをボランチで、同じく右サイドバックのキーラン・トリッピアーを左サイドバックで起用。しかし、それが効果を生み出しているとは言い難い。特にA・アーノルドの起用法に関しては国内でも疑問を呈されているところだ。 イングランドはタレント力では大会でも随一のはずなのだが、やはり選手の起用のしかたに問題があるのか。ポステコグルーの言うとおり、まずはオーソドックスな使い方に戻すことが必要なのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部