花角知事「衝撃的な地震からスタート」と今年を振り返る 佐渡金山、トキエアなど「チャンス」も 新潟
新潟県の花角英世知事は25日、年内最後の定例記者会見を行い、今年1年について「衝撃的な地震からスタートした1年」と振り返りました。 会見で今年はどんな1年だったか問われた花角知事は、「衝撃的な地震からスタートした1年」と振り返りました。 そのうえで、就任当初から一貫して「県政の一丁目一番地」だとしてきた“防災・減災対策”の重要性を「改めて実感した」と述べ、来年度以降、津波避難や避難所の環境整備などを実施していく考えを示しました。 一方、「明るい話題もたくさんあった」と花角知事。 『佐渡島の金山』の世界遺産登録をはじめ、トキエアの就航、東京・銀座の新たな情報発信拠点『THE NIIGATA』のグランドオープンなどの「チャンスを得た」とし、「来年以降、新潟の魅力・存在感を発信する中で、交流人口拡大を目指していく」と意気込みました。 また、再稼働の是非をめぐり議論が続いている柏崎刈羽原発については、この1年で「議論が進んでいるという認識はある。材料がどんどん出てきている」と評価。 再稼働をめぐって“地元の同意“が焦点となるなか、自身の判断を示す時期については「どこかの段階で県民の受け止めが固まっていく頃を捉えて、いずれ判断したい」と述べるに留めました。
新潟放送