「好きになった人がたまたま同性だっただけ 別れて異性と結婚することが正しいの?」沙智さんの疑問 福岡高裁はどうこたえるか 同性婚訴訟 13日判決
RKB毎日放送
同性婚を認めない民法などの規定は憲法に違反するとして、同性カップルらが国を訴えているいわゆる「同性婚訴訟」。 【写真を見る】「好きになった人がたまたま同性だっただけ 別れて異性と結婚することが正しいの?」沙智さんの疑問 福岡高裁はどうこたえるか 同性婚訴訟 13日判決 全国各地で判決が出る中、福岡高裁でも13日に判決が言い渡されます。原告のカップルは、社会の変化を感じています。 司法に、原告の思いと社会の変化は届くでしょうか。 ■沙智さん(38)と亜美さん(34)7年半前に交際スタート 福岡市に住む石橋亜美さん(34)と副島沙智さん(38)。 2人は7年半ほど前にSNSを通じて出会い、交際をスタートしました。 副島沙智さん「好きになった人がたまたま同性だっただけであって、それはおかしいから結婚は認めないと言われると、じゃあ一緒に生涯過ごしたいと思っていても別れて異性と結婚することが正しいんですかって私は思いますし」 2年前、当時住んでいた東京都で、同性同士のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓」を行いました。 石橋亜美さん「いわゆるプロポーズ用のリングがあって、それと枯れないバラを1本というのを用意していたんですけど『これからも一緒に過ごしていこうね』という話をしていたんですけど『ああうんそうだね』という話をしてて、なんか刺さってないな、あれおかしいなって」 副島沙智さん「お店のスタッフさんからおめでとうございますみたいなことを言われたときに、『へっ』ってなって『あ、ごめん、これプロポーズ?』みたいな感じでね。未だに笑いのネタです」 ■法的な「ふうふ」ではないから・・・ 2匹の愛犬と一緒に暮らす2人。 自治体の制度上は「パートナー」と認定されたものの、未だに法的に「ふうふ」とは認められていません。 副島沙智さん「将来、自分が亡くなったときに自分の財産だったりとか私の持ち物に関して直接受け取れないじゃないですか。この子(愛犬)も私名義で飼ってるんですけど、今私が亡くなったときにお願いしたくても法律上私のものってなるとやっぱ1回うちの家族を通さないといけないのでそれっておかしいよねって」 石橋亜美さん「成人した大人がそれぞれ自立した状態で責任を持って生きていくということに関しては、性別はやっぱり関係がないとはすごく感じるので、なんでそこの壁が取れないのだろうかということはすごくやきもきするところではあります」
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