【キメが失われた“ビニール肌”の治し方】正しいシンプルケア&おすすめコスメ4選
コスメ情報に貪欲だからこそ、“シンプルケア”に迷走してしまう美容ラバー。「どこまでがシンプル?」「肌が弱っているのに、本当にこれだけでいいの?」と不安になる気持ちに終止符を打つべく、専門家が最適解をアンサー。これが肌をリカバリーする近道です! 〈画像で見る〉ビニール肌ってどんな肌?
教えてくれたのは…慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。最新の美容医療機器や治療法を自らの肌で試し、その経験と高い知識で皮膚の悩みに何でも答えてくれる美肌の救世主。
シンプルケアとは洗顔・化粧水・乳液(クリーム)の3ステップ
肌が弱っていると顔を洗わない……なんて人もいるかもしれないけれど、まずは洗顔料でやさしく洗うことが大事なファーストステップ! 慶田朋子先生 洗顔料を選ぶ際の一つの目安としては、洗顔直後に肌のつっぱりを感じないこと。水気をふきとってすぐにつっぱるような感じがあるのなら、脱脂力が強すぎる可能性があります。また、水温にも要注意。“ぬるま湯”というと人肌ぐらいの温度を想定する人も多いかもしれませんが、本来は32~34度の“ぬるま水”という感覚が正しい。洗いすぎや熱いお湯は、肌がより乾燥を感じやすくなるため、余計にいろいろと塗りたくなってしまうという負のスパイラルに。 また保湿に関しては、化粧水と乳液orクリームにとどめるのがシンプルケアの鉄則! 慶田朋子先生 角層の状態やバリア機能が低下しているときは、うるおいもアレコレ与えないことが第一! 美容液は使わず、化粧水と乳液もしくはクリームだけという基本のケアが、肌を立て直す土台となります。コスメは、敏感肌用ラインのものを、きちんと適正量使うことが大切。個人的には、より安全に考慮したコンプライアンスの高い製薬会社や化粧品メーカーのものを選ぶのがいいのかなと思いますね。また、シンプルケアとはいっても、紫外線対策は必須。朝は必ず日焼け止めを塗りましょう。