「破魔矢」づくり最盛期 猿田彦神社 新年向け 三重
【伊勢】三重県伊勢市宇治浦田の猿田彦神社で、初詣の参拝客に授与する「破魔矢」づくりが最盛期を迎えている。 破魔矢は、災いをはらい、福を招くとされる縁起物。巫女(みこ)たちが、来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだヘビの絵馬や鈴、五色の吹き流しなどを、木製の矢に丁寧に結びつけている。 奉製作業は、20日ごろまで続く見込みで、破魔矢のほか、同じく縁起物の鏑矢(かぶらや)や矛などと合わせ、計5千本を用意する。 権禰宜(ねぎ)の新居一城さん(41)は「猿田彦はみちひらきの神。新年が、皆さんにとって新しい道が開け、良い年になりますよう祈念します」と話していた。 破魔矢は、「大」(長さ90センチ)が1500円、「小」(同60センチ)が千円で授与される。