まるでラグビー?議場で“ハカ”披露し大音量で踊り書類破る…マオリ族の権利見直しで抗議
FNNプライムオンライン
ニュージーランドの議会で答弁する議員。 すると次の瞬間、女性議員が両目を見開き大声を上げ、恐ろしい形相で歌い出しました。 さらに、法案が書かれた紙を破り捨てると、近くにいた議員たちも歌いだし、議場はミュージカルのような雰囲気に包まれたのです。 議員たちが踊っているのは、ニュージーランドの先住民マオリの伝統である「ハカ」と呼ばれる踊り。 ニュージーランドではラグビーの試合前に披露され、「相手に立ち向かう」などの意味がありますが、一体、何に立ち向かっていたのかというと…。 この日、議会では先住民マオリの権利を見直す法案が審議されていて、その権利が狭まることを危惧したマオリ党の議員らが抗議していたのです。 また、議会の抗議を巡ってはジョージアでも…。 この日、選挙管理委員会では選挙の最終結果の発表が行われ、結果に不満を持った野党議員が「お前は黒い汚れだ!」と声を荒らげ、委員長に対し真っ黒なインクを浴びせたのです。 突然の出来事に現場は騒然となり、議員たちはもみくちゃに…。 顔や服が真っ黒となった選挙管理委員会の委員長はその後、退出しますが、左目に眼帯をつけて再び委員会に出席。 無事、選挙結果を確定させることができたということです。
フジテレビ,国際取材部