老後に友人はつくるべきですか?退職後は孤独で寂しさを感じていますが、目減りする老後資金を使いたくもありません。
老後資金と交際費
友人との付き合いはお金がかかってしまうから、老後資金との兼ね合いでためらってしまう方もいるかもしれません。 そのような不安をお持ちの場合には、身の丈にあった支出の範囲内で付き合いが可能なコミュニティーを選んで参加するといいでしょう。そのようなコミュニティーには、同じような環境の人が集まっていることが多いからです。 また、月の交際費の予算を決めておくことをおすすめします。方法としては、毎月の収支と将来的な収支をキャッシュフロー表でシミュレーションをします。シミュレーションの結果、毎月の収支がマイナスとなり、老後資金の取り崩しをしながら老後を過ごすケースになるかもしれません。 余裕がある場合は、その範囲内で予算を設定すればいいのですが、余裕がない場合でも支出項目の見直しを検討することや、お小遣い稼ぎのために仕事を始めることも選択肢として考えられます。仕事を始めることで、お小遣いを稼ぎながらコミュニティーに参加する機会になるので一石二鳥です。
まとめ
日常生活において、気兼ねなく付き合える人とのつながりがあることで生活の質に与える影響は、お金には代えがたい価値があるでしょう。無理せず、背伸びをせず、気取らずに、付き合える友人の存在を大切にしたいところです。 執筆者:仁木康尋 日本FP協会CFP(R)認定者、国家資格キャリアコンサルタント
ファイナンシャルフィールド編集部