11月も中旬になりますが、けさ12日(火)に台風25号が発生しました。12日(火)午前9時現在で、日本の南の海上には台風22号・23号・24号・25号が並び、11月に台風が4つ存在するのは統計史上初めての事となりました。日本列島では南からの暖気が優勢で、17日(日)にかけて季節逆戻りの暖かさが続きますが、18日(月)になると北から強い寒気が南下する見込みです。

台風25号の進路図

　きょう12日(火)午前3時に台風25号が発生しました。台風は発達しながら北西へ進み、15日(金)以降は次第に進路を東寄りに変えて沖縄県に近づく恐れがあります。台風の進路次第で来週にかけての天気が大きく変わるため、今後も最新の情報を確認してください。

13日(水)の暖気予想と予想最高気温

　また、日本列島は南からの暖気に覆われていて、11月とは思えない暖かさとなっています。あす13日(水)にかけても、九州や四国では最高気温が25℃以上の夏日が予想され、西日本を中心に平年を5℃前後上回る暖かさが続くでしょう。

18日(月)の寒気予想

　南からの暖気が優勢な状況は17日(日)ごろまで続きますが、18日(月)は北からの寒気に入れ替わる見込みです。平年らしい寒さが戻るため、体調を崩さないように気を付けてください。平地で雪を降らす目安となる強い寒気が東北まで南下するため、車の運転には冬用タイヤが必要です。

イチョウ　撮影＝仁木清加

　東京都心ではイチョウが色づき始めていて、18日(月)以降の寒さで色づきがさらに進むでしょう。 （気象予報士・仁木清加）