【医師が回答 冬の肌荒れ】口角の粉吹きの原因は?皮膚科医がすすめる対策とは
空気が乾燥し、気温が低くなるほど増えてくる肌悩み。その原因や対策を専門家である美容皮膚科医・髙瀬聡子先生に伺いました。 【写真】冬の肌荒れケアコスメ9選
冬の深刻な肌荒れ。発生原因はなに?
冬になると、口角周りの乾燥が激しくて、悪化すると粉が吹いたように皮がめくれてしまうという人も多いはず。 さらには頬があかぎれのようにピリピリと刺激を感じたり、指周りのささくれがなかなか治らない…と、肌荒れにまつわる悩みは尽きません。 「口角周りも、頬も、指先も日常生活でよく動かす部分。その分、乾燥しやすく炎症を起こすことも多い。また、頬や口角などは、ターンオーバーが乱れて、古い角質が溜まってしまったり、クレンジングや洗顔で摩擦を与えたりすることで、皮めくれてしまうなども考えられます」と髙瀬先生。 対策としては、「“こまめな保湿”に尽きます!」と断言。 「肌めくれを感じたら、いつも以上に丁寧に優しくお手入れをするように心がけましょう。そして、潤いが蒸発しないようなオイルやバームといったテクスチャーを選ぶことも大切です。あまりに炎症が進んで、切れて痛いということがあれば、皮膚科に相談することをおすすめします」
【髙瀬先生が回答】よく動く&刺激の多い口角。「粉吹き」の対策は?
気づくと粉吹き状態の口角周り。なぜ、特にこの部分が皮めくれしやすいのでしょう。 「マスク生活以降、口角下あたりが粉吹きしている人が増えました。口をよく動かすことや、食べものや飲みものなどが付きやすく、口紅を塗るなどで刺激の多い部位であることから、炎症が起きやすく乾燥しやすいのが原因です」とた髙瀬先生。 「保湿をしても、また飲食をしたり口紅などの化粧品を塗布すればその保湿剤は取れてしまうことも事実。なるべく粉吹き部分を潤いで密閉させるためにも、“保湿バーム”の使用をおすすめします。 また、リップバームなどを日中も携帯して、乾く前にこまめに塗ることを意識してみてください」 画像:Alexander Sobol/shutterstock
「口角の粉吹き」はバームでしっかり保湿対策を
■口元だけでなく、顔・手・髪などの乾燥や荒れ対策に大活躍 植物性ロウ配合&ミツロウフリーのヴィーガン処方で作られたマルチバーム。バームの油膜が肌上に潤いの膜を形成し、長時間水分蒸発を防いでくれる。生後1日の赤ちゃんから使用できるので、敏感肌さんに特におすすめ。 カレンドラ ベビーマルチバーム 25g ¥2420/ヴェレダ・ジャパン