同期より月残業時間が30時間多いですが、固定残業制なので給料は同じです。ボーナスで評価されたら元を取れるでしょうか……。
固定残業制のメリット・デメリットとは
固定残業制のメリットの1つ目は、会社の繁忙期と閑散期に関係なく、一定の残業代が得られることです。そのため、収入が年間を通して安定します。 2つ目は、早く帰宅するために業務の効率化を図ろうとすることです。というのも、実際に残業しなくても残業代をもらえるからです。それによって、社員一人ひとりの能力がアップし、ワーク・ライフ・バランスが向上します。 デメリットの1つ目は、基本給が低く設定されていることに気づかない可能性があることです。会社の求人票に「基本給20万円」ではなく、「月給20万円(固定残業代含む)」となっている場合、基本給が安いことを見過ごしてしまう場合があります。基本給はボーナスにも影響します。2つ目は、ブラック企業の場合、固定残業時間を超えた分の残業代が支払われないケースがあることです。
残業で評価が上がればボーナスが増える可能性もあり
会社が決めた固定残業時間よりも実際の残業時間のほうが上回っていれば、同期よりも給料を多くもらえるはずです。もし下回っていれば、同期と給料は変わりません。一方、ボーナスは「(基本給×○ヶ月=基準額)×評価係数」の式で算出されるため、残業は関係ありません。ただし、残業をすることによって、上司評価が上がれば、ボーナスで元が取れる可能性はあります。 出典 厚生労働省 時間外労働の上限規制 わかりやすい解説 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部