インド中銀のダス総裁、異例の任期再延長へ 在任6年超えに
Sarita Chaganti Singh Aftab Ahmed Swati Bhat [ニューデリー/ムンバイ 18日 ロイター] - インド政府が、インド準備銀行(中央銀行、RBI)のダス総裁の任期を再延長する公算が大きいと、関係筋3人がロイターに明らかにした。実現すれば前例のない措置となり、1960年代以来最長の在任期間となる。 ダス氏は、政府と中銀の関係が不安定だった2018年12月に中銀総裁に任命された。モディ政権では最も信頼された官僚の一人だった。 すでにここ数十年で一般的な最長5年を超えて在任しており、現任期は12月10日に終了する。さらに延長されれば1949年から7年半にわたり総裁を務めたベネガル・ラマ・ラウ氏以来の長さとなる。 事情に詳しい政府筋2人によると、現時点で他の候補者は検討されておらず、選考委員会も設置されていないことから、ダス氏の任期は少なくともあと1年延長されるとみられている。 3人目の情報筋も、マハラシュトラ州選挙の投票終了後にこの決定が発表される予定と述べた。