ファンキー加藤に急にモテ期がきた中3のバレンタイン…新曲にこめたのは実体験をもとに伝えたい感謝の気持ち「親のスネをかじって暮らしていた当時の後ろめたさが、まだ引っかかっている」
現在の「ラブソング」への向き合い方
–––一般的にバレンタインといえば「恋愛」ソングを想起させますが、ラブソングに対する向き合い方って、近年変わりましたか? FUNKY MONKEY BABYS(以下、ファンモン)でも作られていた印象も強いので。 歳を重ねるごとに、「愛」というものの捉え方が変わってきた気はしますね。いわゆる一般的な「恋愛」「恋人」っていうよりも、家族への愛だったりといった方向性のほうが、自分として楽曲に落とし込みやすくなったなと。 もちろん、いずれ恋愛をテーマにした楽曲も制作しようとは思っていますが、ファンモンとしてモン吉と話していても、以前のようなラブソングを作ろう!とはならなくなってきました。 –––曲作りにおいては、現時点でのリアルを反映させてることが多いのでしょうか? たとえば、いま「学生時代のドキドキする片思い」といったテーマで曲を書こうとすると、どうしてもフィクションになってしまいますよね。やっぱり実体験のほうが筆も進みますし、レコーディングのときも声に想いを乗せやすいんですよ。 それに、自分にとってリアルなほうが、“ファンキー加藤らしい”曲になるのかなと。もちろん、これまでの楽曲すべてが実体験というわけではないのですが。
モテ期がきたバレンタインのエピソード
–––2月14日はバレンタインなので、バレンタインの思い出を教えて欲しいです! バレンタインかぁ……よく覚えているのは、中学3年生のときのことですね。それまで本当にモテなかったんですが、急に“モテ期”が到来して。 –––おお! きっかけは、体育祭。僕、当時から足がめっちゃ速くて、その年のクラス対抗リレーにも選ばれたんです。僕は第2走者だったんですが、第1走者の友だちが他クラスよりも遅れをとってしまい、5クラス中5位でバトンを受け取ったんです。 でも、そこからグワーッと追い上げて、最後のコーナーで1位に躍り出たんですよ。そのまま第3~4走者もトップを守り続けて、僕のクラスが1位でゴールイン。 –––スーパースターじゃないですか。 いや、単に足が速いだけ(笑)! でもそのあとのバレンタインは、やっぱりいつもより多めにもらえたなぁ。 たった1つの出来事で人生ってこんなにも変わるのか、と衝撃を受けましたね。いま学園生活を送っている皆さんには、「とにかく走れ!」と伝えたいですよ(笑)。 –––それこそミュージシャンとして第一線でご活躍されていたら、バレンタインを迎えるたびに、全国のファンからギフトが届くんじゃないですか? そうですね、特に2009~2010年あたりは、やっぱりたくさんいただきました。事務所やライブ会場に大きいダンボールでいくつか届いたり、当時は握手会とかもあったので、バレンタイン付近だと手渡しで持ってきてくださる方もいらっしゃったりしました。僕はチョコレートが大好きなので、とてもうれしかったですね。
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