竜巻、崖崩れ……前兆現象は? 焦げくさいにおいは土石流に注意 「竜巻の卵」の異名、危険な雲の貴重映像【#みんなのギモン】
■埼玉県では突風による被害が相次ぐ
鈴江アナウンサー 「埼玉県南部では突風の被害が続出し、看板が落下したり、ゴルフ場の柱が折れたりするという被害もありました」 「埼玉県内では他にも高校のグラウンドで倒木があり、男子高校生が頭にケガをするという事故もありました。神社や住宅にも突風の被害が出ていました」 山崎誠アナウンサー 「看板が上から落ちてくるなど、明らかに意識や視野の外から起きることが多いと思うんですよ。ですので、状況や前兆をつかんで温度感を高めておくことが大事かもしれませんね」
■竜巻も…「天気急変」危険なサイン
「24日の現象が竜巻と断定されたわけではないのですが、気象庁によると、竜巻をもたらすような天候の急変にはいくつかの前兆があります」 「低くて真っ黒い雲が近づいてくる、雷の音や光が見えたり聞こえたりする、急に冷たい風が吹いてくる、この3つはぜひ覚えてください。こういった前兆現象をこれまで感じたことはありますか?」 桐谷美玲キャスター 「まさに24日に日本テレビに来る時、黒い雲がどんどん迫ってきている感じがあったので『これから雨降りそうだな』と感じました。最近、犬の散歩に夕方や夜行くんですが、突然冷たい風が吹いてくることがあるので、そういう時は急いで家に帰るようにしています」 鈴江アナウンサー 「身を守るためにもそういった前兆をキャッチするのはとても大事です。そして25日午後4時半ごろにも雷雲が各地で発生している状況です」
■渦巻き状の雲が垂れ下がる「ろうと雲」
鈴江アナウンサー 「『竜巻の卵』と呼ばれる危険な雲を、はっきりととらえた貴重な映像があります。なかなか見たことがないような雲です。2017年に新潟・上越市で撮影された、『ろうと雲』と呼ばれるものです。発達した積乱雲の底から、渦巻き状の雲が垂れ下がる現象です」 「地面まで達すると竜巻になるため、『竜巻の卵』とも呼ばれています。この時は最後、雲の中に消えていったということです。太いほどパワーがあるので、大変危険な雲と言えるそうです」 忽滑谷こころアナウンサー 「ろうと雲は初めて見ましたが、見かけたらドキッとするような姿かたちですよね。危険そうだなと思いますが、どうやって避難をしたらいいのでしょうか?」