竜巻、崖崩れ……前兆現象は? 焦げくさいにおいは土石流に注意 「竜巻の卵」の異名、危険な雲の貴重映像【#みんなのギモン】
■「キキクル」で見る土砂災害リスク
鈴江アナウンサー 「気象庁が提供している、土砂災害の危険度を表すキキクルで、25日午後4時20現在の山形県などの状況を確認します。色が付いている所は土砂災害のリスクが高まってきている地域です」 「特に紫色は警戒レベル4相当、いつ土砂災害が起きてもおかしくない場所になります。山形県と秋田県の一部の地域で広がっているのが確認できます。こういった地域の皆さんには厳重に警戒していただきたいと思います」
■土砂災害が起きる際の前兆現象
鈴江アナウンサー 「土砂災害が発生する時には、必ずというわけではないのですが、前兆現象が起きることがあります。まず山の斜面に亀裂が入る、そして小石がぱらぱらと落ちてくる。こうした時は、崖崩れが起きる恐れがあります」 「また、山あいの川の水が茶色く濁っている、焦げくさいにおいがする時は、土石流が発生する恐れ、もしくは既に発生している現象になります。石や木がぶつかって、火花が出てにおうこともあります」 「こうした現象を感じた時は、とにかく崖のそばや水辺から離れるようにしてください。地下室や地下街は、水が流れ込んでくる恐れがあるので大変危険です」 「自宅から既に外に出られないような状況の時には、山の斜面とは反対側で2階以上の高い所に身を寄せるなどして、少しでも安全な場所に身を置くようにしていただきたいと思います」 森アナウンサー 「早い段階で避難できる方はしていただきたいです。(高い場所への)垂直避難が有効な地域もありますが、家の近くに崖がある、川のほとりであるなど、住環境によって警戒するものが変わります。ご自身の家の状況を判断して、情報を確認してもらいたいです」 鈴江アナウンサー 「それぞれ、少しでも安全が確保できる場所を選んでいただきたいと思います」
■荒川区では黒い積乱雲と「雨柱」が
鈴江アナウンサー 「一方で24日、関東でも突風の被害がありました。24日は午後から関東で天候が急変。東京・練馬区ではひょうのようなものが降り注ぎ、激しく打ち付ける音が聞こえました」 「東京・荒川区では真っ黒な積乱雲が街を飲みこもうとするような様子もありました。局地的に雨が降り注ぐ『雨柱』も確認できました」