共学化反対を訴え行進 「共学校も別学校もそれぞれ魅力」「別学の環境だと、個性をさらけ出すことができる」 別学の在校生や卒業生中心に250人が県庁から浦和駅までを歩く
「県立高校の共学化に反対する会」(小林麻衣子、江川仁美、野辺博共同代表)は26日、埼玉県さいたま市浦和区の路上で、男女別学の維持などを訴える「冬の共学化反対ウォーキング」を行った。 「女子校に来て救われた」共学化反対…高校生ら3万人超の署名「女子がいると自分を包み隠してしまう」
別学校の在校生や卒業生らを中心に、約250人が参加。県庁を出発したデモ隊は「私たちは県立高等学校の女子校・男子校の維持を望みます」と書かれた紙を掲げながら、「共学化反対」「伝統を守ろう」「県民の声を聞いてください」と訴え、浦和駅まで行進。参加者らは大野元裕知事に対しても、当事者の声を聞いた上での議論を求めた。 別学校を卒業した子どもを育てた小林麻衣子共同代表(48)は「共学校も別学校もそれぞれ魅力がある。望む子どもがいる限り、選択肢として別学校を残してほしい」と述べた。参加した別学校への進学を希望する中学2年の男子生徒(14)は「別学の環境だと、個性をさらけ出すことができると思う。大野知事には当事者の話を聞いて理解した上で動いてほしい」と話した。