春再び 選手紹介/4 後藤響選手(2年) けが復帰後、強い決意 /愛媛
<第91回選抜高校野球大会 センバツ> チーム内でも体力に定評がある。長距離走では常に上位で仲間を引っ張る。 松山市出身。野球好きの母の影響で小学1年からソフトボールを始め、中学から野球部へ。松山聖陵が甲子園に初出場した2016年夏に自身も足を運びスタンドから夢舞台を見つめた。 昨年8月ごろ、実戦練習中に足を捻挫。約2カ月間は全体練習に参加することができず、センバツ出場の鍵となる秋季県大会、四国大会には出場できなかった。苦渋を味わったが、「どんな形でもチームに貢献したい」と三塁コーチとして大きく手を回し、仲間と共に戦った。 四国大会後、本格的に復帰したが守備での瞬発的な動きが鈍っていた。「このままではだめだ」と朝練が始まる30分前にはグラウンドに出て黙々と守備動作の確認を行う。「次は選手としてチームに貢献したい」。センバツに向けて強い決意を胸に練習に取り組む。【遠藤龍】