静岡県知事、自民「不記載」候補応援は「あくまで個人の行動」…知事選で推薦した野党議員ら批判
静岡県の鈴木知事は8日の定例記者会見で、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けて党に処分され、衆院選に無所属で出馬した候補の応援に入ったことについて、「裏金うんぬんよりも、2人とも要件を満たして出馬されたので応援した」と釈明した。 【一覧】政治資金問題に絡む自民前議員(非公認)の当落
知事は西村康稔・元経済産業相(兵庫9区)や萩生田光一・元政調会長(東京24区)の応援演説をした。知事選で鈴木知事を推薦した野党の一部議員などから批判の声が上がっていた。
県には否定的な意見が50件あまり寄せられており、「真摯(しんし)におわびしないといけない。あくまで個人として行動したものとして理解を求めたい」と語った。ただ、今後の選挙応援も「県外については総合的に勘案して判断したい」とした。
また、静岡大の日詰一幸学長が、浜松医科大との統合再編に関する合意を白紙にする方針を事実上示したことについては「大いに問題。浜医大に相談もなく白紙撤回するのは信義にもとる」と苦言を呈し、「当初の決定に沿って進めていただきたい」と話した。