【解析料理】新潟、デンと舞行龍がCB並べば勝率アップ!そろって先発した試合は4勝3分け1敗
<明治安田J1:鹿島1-1新潟>◇第18節◇16日◇カシマ トーマス・デン(27)と舞行龍ジェームズ(35)がそろえば、アルビレックス新潟は勝ち点を積み重ねることができる。 2人がセンターバック(CB)でフル出場した16日の鹿島アントラーズ戦。8戦負けなしと好調だったチームを相手に1-1で引き分け、アウェーで貴重な勝ち点1を得た。 2人そろって先発したリーグ戦は4勝3分け1敗。どちらか一方が欠場した試合は1勝2分け7敗と大きく負け越しており、この2人が同時に先発すれば、チーム力は格段にアップすることになる。リーグ7連敗中だった難敵と引き分けたことも、その証左だ。 左のデン、右の舞行龍を中心に上位チームを最少失点に抑えた。後方からのパス回しも安定し、チャレンジアンドカバーも実にスムーズ。1点リードの後半5分にMF島田の寄せの甘さから鹿島MF藤井にミドルシュートを決められた場面は悔やまれるが、CB2人を中心に相手の激しいプレスにもひるむことなく、敵地カシマスタジアムでの公式戦連敗を4で止めた。 さらに、攻守両面で安定感抜群の右サイドバック藤原、前半27分に相手の決定的なシュートを防いだGK小島がそろえば、新潟の守備は大崩れすることはなさそう。今後は主力CB2人がそろわない試合もあるはずで、他のDF陣の奮起も期待される。【石川秀和】 ◆デンと舞行龍がそろって先発した今季リーグ戦 2月24日 2○1 鳥栖 3月9日 1○0 名古屋 3月16日 2△2 東京V 4月7日 0●1 C大阪 4月13日 1△1 札幌 5月15日 3○1 横浜 6月1日 3○1 町田 6月16日 1△1 鹿島