「野球脳鍛えて」桑田2軍監督の要望に一発回答!「今まではただがむしゃらだった」巨人期待の19歳が変わった
◆イースタン・リーグ 楽天4―10巨人(14日・森林どり泉) 巨人の浅野翔吾外野手(19)が14日、プロ最多6打点の大暴れで指揮官の要望に一発回答した。イースタン・楽天戦(森林どり泉)に「9番・中堅」で出場し、2回2死満塁で滝中のカーブを捉えて1か月ぶりの2号満塁弾。8回1死満塁でも左越えの2点適時二塁打を放ち、「絶対にカーブを打つと決めていたので、体も浮かずに抑えて打てたので良かった」とうなずいた。 【写真】「同い年」鈴木福、浅野翔吾と2ショット 桑田2軍監督は、14日付本紙のコラム「桑田の眼」で浅野の潜在能力を高く評価しつつ、試合の状況に応じたプレーをする判断力=野球脳の向上を求めた。浅野もその必要性を痛感しており、前夜に滝中の投球データからカーブに狙いを絞り、仕留めた。「全球種を狙って打つことは難しい。今は1つに絞って、しっかりと自分のスイングをすること。今日は全打席内容が良かった」と自信を深めた。 5月は試合前の時点で、6試合19打数1安打と苦しんでいた。「高卒というのは言い訳にならない。今まではただがむしゃらに来た球を振っていた。視野を広げて、野球脳を磨きあげながら考える野球ができたら」。“脳トレ”にも取り組みながら、1軍で戦う下地を作っていく。(小島 和之)
報知新聞社