大谷翔平「50-50」目前…現地の熱狂に水を差す「トランプ襲撃」余波「手作りボード」没収で現地キッズも大泣き
9月18日(現地時間・以下同)のマーリンズ戦で初回に二盗を決めて、今季49盗塁を記録した大谷翔平。これで本塁打48、盗塁49となり、前人未到の大記録「50-50」達成も秒読みとなってきた。 ド軍は残り10試合となっているが、ホームでの試合は9月21日から23日のロッキーズ戦、25日から27日のパドレス戦と6試合。記録達成は「ぜひホームのドジャースタジアムで」と願うファンは多いはずだ。 ただし、ドジャースタジアムでのホームゲームはただでさえ人気カードのためチケットの入手は困難。たとえ購入できても、入場の際には厳しい規定があるのをご存じだろうか。 9月10・12日のカブス戦をドジャースタジアムで見た日本人男性が語る。 「入場の際の手荷物検査は本当に厳しかったですね。おそらく日本人だと思いますが、僕の前方に並んでいた小学生くらいの男の子が大谷選手の写真や応援メッセージを書いた手作りのボードを持ってきていたんですが、そうしたボードなどの持ち込みはいっさいダメでした。一生懸命作ったのでしょう。男の子は泣いていましたよ。 カメラの望遠レンズも6インチ(=15.24センチ)までで、それをオーバーする大きさだと、『ロッカーか車のなかに置いてこい』と拒否されていました。 また、手荷物となるバッグにも大きな制限があるんです。基本的に大きなバッグは、なかが見えるスケルトンのものだけがOKなんです。それ以外で許されるのは、日本でいえば定期入れくらいのものまで。それくらい厳しかった。 すべてはテロ対策のようですが、かなり徹底していましたね。僕は昨年もエンゼルスタジアムで試合を見ましたが、そこまで厳しくはなかった。エンゼルスの大谷翔平が懐かしいですよ」 また、円安は日本人観光客の財布をもろに直撃しており、「コーラは1リットルくらいある大きなものでしたが、1つ1700円ですからね。ビールにいたっては1杯2900円くらいでした」と嘆いた。 現地記者が語る。 「エンゼルスとドジャースはともに本拠地はロサンゼルスですが、歴史、伝統、実績、そして人気とすべてド軍が上回っていて、だからこそ入場の際の手荷物検査はより厳しくなっています。 また、大統領選が近くなってきたことに加え、候補者のトランプ前大統領が2度にわたって狙われたこともあり、どんなイベントでも、これまで以上に厳しく検査することは致し方ないことだと思います」 銃社会であるアメリカが、厳しい警備を敷くのは当然のことだが……大谷の大偉業を前に、残念に思う人も多いようだ。