大谷翔平の“ひと振り”で「23%→54%」 試合を変えたツーベース…球場の空気まで“一変した”驚異の瞬間
【MLB】ドジャース 4-1 レッドソックス(7月19日・日本時間20日/ロサンゼルス) 【映像】試合を変えた大谷の“ひと振り” 試合を変えたひと振りにドジャー・スタジアムの空気も一変した。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場。無得点で敗戦ムードが漂うなか、ひと振りで逆転勝利を呼び込んだ。 大谷はこの試合、レッドソックス先発のピベッタ投手の前に3打席連続三振。1、2打席目は最速95.1マイル(約153キロ)のつり球に手を出して同じように空振りを喫し、3打席目は一転してカットボールを主体とした配球に翻弄され三度バットが空を切った。 ドジャース打線も好投するピベッタとリリーフ陣から得点を奪えず0-1で迎えた8回裏、先頭の8番バルガスが四球で出塁するも続くテイラーが三振に倒れ、1死一塁で打席に大谷を迎えた。ここでレッドソックスベンチは継投策を選び、左腕ベルナルディノ投手がマウンドへ。 大谷に対してサウスポーを当て勝負を選んだが、その初球だった。甘く入ったシンカーを逆らわずに捉えた打球はレフト線へ。打球はワンバウンドでスタンドに入るエンタイトルツーベースになると、沈黙ムードだったドジャースファンの観客は一気にヒートアップ。これで1死二、三塁と一打逆転の局面になった。 レッドソックスは続くスミスに対して申告敬遠を選んだが、直後フリーマンが値千金の満塁ホームランを放ち逆転。そのまま逃げ切りドジャースは後半戦初戦を白星で飾った。 米データサイト「ベースボール・サーヴァント」では、7回表の時点でレッドソックスの勝利確率が77%、即ちドジャースの勝利確率は23%と予想されていたが、大谷の二塁打でドジャースの勝利確率は54%へと変動。まさに、ひと振りで試合を変えたと言っても過言ではない瞬間だった。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部