“移籍”か“残留”か…今オフのFA目玉候補(6)ジャイアンツ残留を“決断”で
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA目玉候補を紹介したい。
高梨雄平(読売ジャイアンツ)
・投打:左投左打 ・身長/体重:175cm/86kg ・生年月日:1992年7月13日 ・経歴:川越東高 - 早稲田大 - JX-ENEOS ・ドラフト:2016年ドラフト9位 プロ入りから8年連続で40試合以上に登板するなど、中継ぎ左腕として豊富な実績を持つ高梨雄平。今年4月に国内FA権を取得し、去就が注目されていたが、残留を決断した。 2016年ドラフト9位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団すると、ルーキーイヤーから一軍に定着。 翌2018年には70試合登板、17ホールドポイント(1勝16ホールド)、防御率2.44とフル回転の活躍を見せた。 2020年のシーズン途中から読売ジャイアンツにトレード加入すると、同年は44試合の登板で22ホールドポイント(1勝21ホールド)、防御率1.93の好成績をマーク。 その後もブルペンを支える働きを見せており、今季は51試合登板で4勝3敗25ホールド、防御率2.04と安定した数字を残した。 今季中に国内FA権の取得要件を満たし、今オフの動向が注視されていたが、残留を決断。FA宣言となれば争奪戦の可能性もあっただけに、巨人にとっては朗報となった。
ベースボールチャンネル編集部