専門学校で地元食材を使ったレシピコンテスト 色や盛り付けを工夫したレシピ並ぶ
とちぎテレビ
地元で生産された食材の魅力を再発見しようと、宇都宮市にある調理師の専門学校で栃木の食材を使ったレシピコンテストが開かれました。 宇都宮市の国際テクニカル調理製菓専門学校で開かれたコンテストには、この学校で学ぶ1年生と2年生およそ50人が参加しました。 地元の食材の魅力を再発見することや、今後飲食業界を担う学生の成長を後押ししようと、学校とともに農産物の直売所のあぜみちと、食品メーカーのキユーピーが開いているものです。 9回目となった今回は地元の食材と魚か肉のどちらか、そしてキューピーのドレッシングを使うという3つを条件に学生が自らレシピを考え、グループに分かれてアイデアや調理の技術を競いました。地元の生産者なども審査員として参加し「味・見た目・素材や商品の活かし方・ユニークさ」の4つの項目で審査され、学年や部門ごとに1位を決めました。 審査員を担当したキユーピー北関東営業所の森田巧営業所長は「レベルの高さに驚いた。(特に)生姜とチーズと混ぜたドレッシングが、チーズのコクと生姜のさっぱり感が出ていて美味しかった。若い方が考えたものを、地域の食と健康に貢献していくという意味で、広げていきたいと思います」と話しました。 参加した学生は「工夫した点を見抜いてくれて嬉しかった。料理人として就職が決まっているので、覚えた料理に加えて、教えてもらったことや食材にこだわって作れるようになりたい」と笑顔を見せました。 回鍋肉に栃木県産の紅心大根を使ってさっぱりさせた「乙女回鍋肉」など、学生が発案した18のレシピは、県内に5つあるあぜみちの店舗で12月上旬から無料で配布・掲示されるほか、ホームページでもダウンロードできるようになる予定です。
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