“末っ子”の松たか子、長女役は自信なかったと告白「上の2人を見て、コソコソと育ってきました」
ジョンヒョクは日本のドラマ初出演
俳優の松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクが10日、都内で行われたTBS系新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』制作会見に出席した。 【写真】変貌ぶりに「誰?」の声も浮上 星野源が布施明をモノマネした「ニセ明」 物語の舞台は鎌倉と韓国・釜山。渋谷葉子(松)、都子(多部)、潮(松坂)の姉弟は、交通事故で両親と祖母を一度に亡くした過去を抱え、法事の帰り道に都子が突然「韓国に行く!」と宣言する。この言葉をきっかけに、三者三様の姉弟に、“人生”という旅路の分岐点が訪れる。変わりゆく時代を背景にしながらも、普遍的な家族の絆を描く本作は、痛快さやドキドキ感に満ち、最後には笑顔をもたらす新時代のホームドラマだ。 脚本は『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(20年)、『海に眠るダイヤモンド』(24年)など、数々のヒット作を手掛けてきた野木亜紀子氏が担当。フリーの編集者・葉子役を演じた松は、脚本を読んだ際の感想を「私が演じた葉子というのは地に足のついた人だなと思って。私が演じて共感をしてもらえるだろうかと。こんなにリアルなしっかりした人を演じられるかなと思いました。でも、本当に面白い本で、こういうドラマをやらしてもらえる、そこに声をかけてもらえることはとてもラッキーだと思いました」と心境を語った。 今回、長女役を演じた松は、実生活では歌舞伎俳優の松本白鸚と藤間紀子の間に生まれた末っ子。「上の2人がいろいろやって怒られているのを見て、『こうやったら怒られるんだな』と思いながら、コソコソと育ってきました。だから、自分にお姉ちゃん気質がある自信はありませんでした。お姉ちゃんって大変そうだけど、優しい(存在だな)と見ていたので、『お姉ちゃんってどんな感じだろう?』と思い描いていました」と、役作りへの思いを明かした。 日本のドラマ初出演となるジョンヒョクは、全く日本語が分からない状態からスタート。「台本を頂いてから1か月間、先生についてお稽古しました。先生に教えて頂きながら、録音してもらったものを繰り返し聞いて練習しました。特にセリフの抑揚やイントネーションに集中して取り組みました。ただ、1人で練習していたので、いざ相手役と一緒に演じる時、自分のセリフがちゃんと会話になっているのか、言葉にどんな感情や抑揚を込めるべきなのか、すごく心配でした」と振り返るも、「ただ自分が思っていたよりもユンスっていう役が相手役とうまく溶け込んで撮影することができたんじゃないかなと感じました」と手応えを感じた様子を見せた。 松、多部、松坂、ジョンヒョクは韓国・釜山での撮影に参加した一方で、人気作家・百目鬼見(もめき・けん)を演じた星野は「ちなみに言うと、僕だけ釜山に行けなかったんです」と悔しげに明かした。「すごく行きたかった。話を聞いて『いいな~』って思いました。寂しかったですね」と、釜山での撮影をうらやんだ。 制作会見の司会は赤荻歩アナウンサーが務めた。
ENCOUNT編集部