「簡単に稼げる」副業を紹介され作業ミスの延滞金を要求…20歳代男性が154万円被害
青森県内に居住する20歳代の男性が副業の作業ミスによる延滞金としておよそ154万円をだまし取られる被害にあいました。 八戸警察署によりますと男性は今年11月下旬ころ、利用しているTikTok上に表示された「簡単に稼げる」などという広告を介して、広告の担当者を名乗るLINEアカウント「藤長奈央」を友だち追加しました。 男性は藤長から、指定された動画をスクリーンショットし、その画像を送信するという副業を勧められました。 その後藤長からの指示で通信アプリ「Ketaio」のアカウント「藤長奈央」、「引き出し担当者」とやりとりすることとなり、両アカウントから ・通常の副業より多くのお金を稼ぐことができる高額課題というものがある。 ・指定された口座にお金を振り込み、指示に従ってサイトを操作すると報酬が得られる。 ・ただし高額課題は、誤った作業を行った場合などには弁済するための料金が発生する。 などと説明されました。 12月1日に男性は高額課題の振込として、指定された個人名義口座に現金3万円を振り込みました。 しかし振込後、両アカウントから作業ミスしたことによる延滞金を要求され、12月5日から12月13日までの間、4回にわたり現金151万3,662円を振り込みました。 男性は手元に金が無くなったため、追加の延滞金に充てるお金を借りるため銀行に赴き行員に今回の件を説明したところ、詐欺を指摘され被害に気づいたということです。 警察は「簡単にお金が稼げる」や「必ずもうかる」などと話し、副業を勧めてくる甘い言葉には用心し、詐欺を疑うよう呼びかけています。