前日計量をパスした中谷潤人

　ボクシングの７大世界戦＋那須川天心ＷＢＯアジアパシフィック（ＡＰ）王座決定戦（１３・１４日、東京・有明アリーナ）第２日の前日計量が１３日、東京都内で行われ、世界戦３試合とＷＢＯＡＰ戦に出場する８選手全員が規定体重をクリアした。メインイベントのＷＢＣバンタム級タイトル戦は王者・中谷潤人（２６）＝Ｍ・Ｔ＝が５３・４キロ、同級１位ペッチ・ソー・チットパッタナ（３０）＝タイ＝が５３・２キロだった。恒例のにらみあい「フェースオフ」は２０秒以上にわたったが、感情を出すことはなく最後は自ら拳を突き合わせる紳士的な計量だった。

前日計量をパスした那須川天心

　ＷＢＯＡＰバンタム級王座決定戦でボクシング転向後初のタイトル戦に挑むＷＢＡ・ＷＢＣ同級３位・那須川天心（２６）＝帝拳＝が５３・５キロ、対戦相手ジェルウィン・アシロ（２３）＝フィリピン＝が５３・２キロでクリア。自身最軽量での試合となる那須川はクリアするとガッツポーズし、天に向けて手を広げて達成感を表現した。 　ＷＢＯスーパーフライ級タイトル戦は王者・田中恒成（２９）＝畑中＝が５２・１キロ、挑戦者プメレレ・カフ（３０）＝南アフリカ＝が５２・０キロ。ＷＢＯフライ級タイトル戦は王者アンソニー・オラスクアガ（２５）＝米国、帝拳＝が５０・６キロ、挑戦者ジョナサン・ゴンサレス（３３）＝プエルトリコ＝は５０・７キロだった。