今注目の投資指標「労働生産性」で有望株を選ぶ四季報テク
アメリカでは今秋、自動車労組が賃上げを求めて大規模なストライキを実施(写真:ブルームバーグ)
今後、企業が長期的に賃上げしていくには、労働生産性を高めていく経営が必要となります。経営指標として労働生産性(従業員1人当たり営業利益)が注目されるなら、その指標が高い銘柄が市場で評価されることから、同戦略は長期的な効果が期待されます。 そこで 前回の本連載(11月23日配信) では、「従業員1人当たり営業利益が600万円以上の銘柄を選別する戦略」を紹介しました。今回は、より銘柄選択効果を高めるために、もう1つの指標となる「従業員1人当たり営業利益」の変化を捉える指標を加えます。 そして、「従業員1人当たり営業利益が600万円以上の銘柄で、かつ、同指標が増加している銘柄」に絞り込んだ投資戦略について、検証結果を紹介したうえで、「会社四季報オンライン」を使った実際の銘柄の選び方を説明します。
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吉野 貴晶